アニマル

鳩を駆除する

鳩と人間の関係は時代とともに変わる

動物

鳩は極めて身近な生き物で、人間とは古来から付き合いがあります。昔は、神社仏閣などを拠点にしてきましたが、人間社会が段々と変化していくにつれて、鳩の生態も変化してきました。高い建物やコンクリート造りの頑丈な建物が増えてきたことで、人間の居住エリアが安全な根城であると鳩の居住エリアに重なっていったのです。軒下やベランダなどで営巣することで、鳩は単に身近な動物というだけでなく、フン害などをもたらす厄介者として扱われるようになりました。そこで、鳩が人間の生活エリアに侵入しないように、鳩よけをする必要が出てきました。糸を張ったりやキラキラ光るものを設置しておくとよけるとされていますが、学習してくると次第に効果が薄れてしまいます。単純ですがネットを張ったり、刺さると痛いとげ状のものを設置するのが最も効果的です。

狩人を本能的によける

ネットやとげで鳩よけをしていても、その効果が完全にあるとは言い切れません。そこで現在注目されているのが天敵である鷹を使った鳩よけです。鷹匠に依頼をすると、該当するエリアで鷹が放たれます。すると鳩は餌になりたくないので、その周辺からは逃げてしまうのです。一度や二度では効果がありませんが、毎日繰り返していくと数か月後にはその姿を見ることがなくなります。普通の鳩よけでは、運悪く殺したり捕獲したときには、有害鳥獣駆除の許可を取らないと違法です。しかし鷹を放す方法の場合、鷹匠は有害鳥獣駆除の許可を取って行うので捕殺しても罪に問われることはないのです。それに、普通は鷹が飛び回るだけで勝手に逃げていくので、傷つけることもなく動物愛護の点でも安心です。なにより道具を購入して設置するのに比べて金額が一桁か二桁安く抑えることが可能です、高まるニーズにこたえて、全国的に害獣防除を行う鷹匠は増えてきています。伝統的な仕事は後継者不足が問題ですが、後継者はゼロではありませんから今後も鷹が活躍すると予測されます。